漫画よ飛び出せ

今頃少年ジャンプの3・4合併号。ボボボーボ・ボーボボ15
ボボボーボ・ボーボボに感動した。とはいえ内容に感動したではなく、3Dメガネを使い、全篇15P(+ジャンプ広告1P)が飛び出して見えることにすごく感動した。メジャー誌でここまでやってくれるとは、本当に嬉しかった。最初はあまり立体的に見えてこないが、コツを掴んだら、一気にすべてが飛び出して見えてきた。
すごい!自分もやってみたいぐらい楽しい仕組みだ。
早速研究してみた。まず赤と青以外の色の線は、紙面に留まると。そして飛び出させたい部分の主線を赤にし、同じ線を青で右にずらして印刷し、左が赤、右が青の色眼鏡をかけてみれば、その部分飛び出してくる…そのずれが大きくずらせばずらせるほど、前へ飛び出してくる。ふむふむ、なるほど。
また、青い線を右ではなく、左にずらして印刷すると、へこんで見える(例:P154の左上の白狂)、つまり奥行きも出せるということだ。メガネを逆さまにしてもいいが、私はジャンプを逆さまにしてみた。ページにはいくつか奥へ伸びていく箱ができ、キャラクター達がその中に配置されていくに見えた。わぉー!
飛び出させると、立体絵本な感じでしかならないが、へこませると(枠線が一番前にくると)逆に日常には見えない光景が見えてくる…そう、紙の向こうまでに伸びてゆく空間ができる。これをうまく使えば、もっと面白い漫画ができるような気がする*1!と、一時間以上もわくわくしている自分だった。

*1:ボボボーボ・ボーボボが面白くないという意味ではないよ!また、ボボボーボ・ボーボボの作品の個性を考えると、確かに「奥行きを作る」より「飛び出させる」の方がボボボーボ・ボーボボらしいので素敵だと思う。