人生ログ1646週目

[080218] 日々のほほん(なわけねぇよボケ)

  • 11:43 AM ブックフェアで来台した取引先の友人と朝食を食べてきた。朝食タイムからカレーとマーボー豆腐を出すホテルレストランって罪だよ。おかげで今日は昼食と夕食抜き決定。
  • 01:10 AM イヤホンマイク(自宅用)を取ろうとして力を入れたら折ってしまった。力加減のわからない女の子でごめんね(wink

[080219]

  • 02:06 PM iddyでプロフィールを作ってみたが、あまり使わないと思うのでTwitterに書き込んで記録。
  • 10:52 PM 旧名たこすさんの声が恋しくて聞きたい一心で、外部ツールでニコ動の投稿者名を使い、その投稿動画の特定のやり方がわかった。いつもチェックしてるサイトの検索機能を使うだけで案外簡単。目の前にあったのに今頃気付く自分なんて…orz
     
    ついでに社長(ver.社長)と思わしき演奏してみた動画を発見してびっくり。演奏の方は別のハンドルネームを使っていたが、ネタ好きなところは変わらない。実に多才多彩な方ですね。

[080221] 大人げないというのは

  • 07:44 PM 眠れない日は二日間も続いた。眠気はするが寝ようと思っても寝付けず、意識がはっきりしたまま夜明けを迎える。そこでようやく眠れたような感じがしたが、昼なので起きて出社しなければ。
  • 09:04 PM 作品がとりわけ好きなわけではないが、若者言葉操りの巧さと言葉遊びが面白いとは思う台湾の若手作家・九把刀は近日、自作がパクられたと連日ブログで関連エントリーをアップしている。昨日からテレビニュース、新聞にも出たのでなんか大事になってきた。しかしそのパクッたとされる作品というのは、台北文学賞中学生の部で佳作を取った作品で、作者は高校一年生。
     
    高校生の話によると、作品を書き賞に応募して佳作を取った。クラスメートに迫れて作品を読ませたら、パクってると言われ、自分はパクっていないと証明したく、作家本人にメールし問い合わせたらしい。
     
    が、作家の返事が一言「おまえが一番わかってるんだろう」で、あまりにも曖昧で高校生は怯えてたが、母に言われ賞を主催する出版社に状況を報告したら、編集者から「比べてみましたが、これは盗作にはなりません」の返事がきたので一安心。だが賞の結果が公開したあと、作家は電話で出版社にクレームしてきた。
     
    作家も高校生もブログで自分の視点からの始末を書いたので、見比べるとこの以後でコミュニケーションにズレが生じ、そのあとの揉め事に繋がたような気がする。
     
    なんかこの件はTwitterで記録するより直接ブログに書いた方が良さそうだ。また中国の若手作家郭敬明*1の盗作裁判事件とはいい対比である同時に、事件のネット上の展開についてを見比べると何か見えるような気がする。
     
    まあ。本当に書きたかったのは、「ずっと前に君のことを『台湾では西尾維新みたいな存在だよ』と日本の出版社に紹介し、先日はやっとなんかいい感触になってきたのでやめてくれよ刀くん…」かも知れない。そのための振りが実に長すぎた。
     
    実際本人と一回しか会ったことなく、親しくなんかないし、日本に紹介しても私なんの利益も得ないから、本当は別にどうだっていいことだけど。ただ同年代として、その大人げない行動を見るとやはり気持ち悪い。もうすぐ30才だし、台湾の青年作家の顔でもあるから、大人げない行動は控えてほしかったかもな。

[080222] 勝った者が正義になってた時代の話

  • 04:05 PM 昨日から台北は晴れ。今日は薄ら霧がかかっているので、街が白くて眩しい。窓からの風景をアニメの背景に見えて現実味が感じなくなるのは感覚のズレなのか、それとも精神的な問題なのか(苦笑)
  • 05:38 PM いまさらなんだか「【新選組!!】忘却心中【土方歳三】」を鑑賞。曲と合い過ぎで涙が出そう。『新選組!』はNHKで放送した時は途中まで見たけど、なぜ視聴を中断したのが覚えていない。最終回を見たかったな。
     
    それにしてもとんでもないMEIKO使いはいるもんだ。『忘却心中』の原曲のところでは「伝説のMIEKOマスター」タグがついてるのがすごくわかる。すばらしい。


↑原曲。歌いたいけどリズム音痴なので、
ハイテンポの歌なんか歌っても聞けるモンじゃないかも。

[080223] どうも著作権特許権をごちゃにしたようだ

  • 05:36 AM 朝まで眠れん日は三日間も続いた。日が昇る前には寝れるのかな…
  • 05:59 AM 眠気がなくてしょうがない…朝マックでも買って家に帰るか。
  • 06:17 AM 4ヵ月ぶりに中国語のブログを更新したのはいいが、半分はTwitterでの会話記録(orz)あと半分はここ二日間チョコチョコと書いたものだが。
  • 09:25 PM 先日言及した高校生の台湾若手作家・九把刀作品盗作疑惑事件だが、九把刀はブログでしつこく追求し続けていて、事実確認もなく実名までマスコミにばらされた高校生のブログが炎上中というかなり残念な展開で進行中。
     
    ただ見回っていて思うのは、パクリだ盗作だと皆言ってるけど、本当に「パクリ」や「盗作」の意味を知っていて言う人はたぶん半分もないじゃないかと。「『私が』両方の文章を読んでいて、とても『似てると思う』から、これは絶対盗作だ」のようなコメントが多すぎで、失笑か失望どっちにしようかなと迷う。
     
    前にはすでに九把刀のを読んだ。タイトルは「語言」(言語)で、話の内容は「朝起きたら、喋ったことが全部文字化けに。生活に支障が出るから困っているが、周りの人が救ってくれない。人との連携が取れなくそのままバッドエンディングになり、最後には自分は正気だというメッセージを手紙に託す」というもの。
     
    一方、高校生の「顛倒」(逆さま)を読みに行ったら、話の筋は確かに踏襲している。「朝起きたら、喋ったことが全部逆さまになり、生活に支障が出るから困っているが、周りの人が逆に変なのは主人公だと指摘。時間の逆行を気付いたが、どうすることもできない主人公は、手紙を書いて希望を拾った人に託す」と。
     
    筋(構成)は踏襲したとはいえ、描き方とテーマは違うと言える。もっとも「語言」は長編で「顛倒」は掌編で、影響はされていると思うが、剽窃や盗作を言うのは程遠い。よく言えば偶然、悪く言えばマネ。でも16才だからまあこんなもんかと思うが。
     
    九把刀は「でも筋をパクってるじゃないか」から抜け出せないようだが、そもそもこういった「朝起きたら…」作品は無数にあって、そう言おうとしたら彼自身の「語言」もカフカの『変身』や『トワイライト・ゾーン』(1985年の方)の「Wordplay」をパクってんじゃねぇかと意味のない水掛け論になるので、正直不毛だ。
  • 10:22 PM 実際問題は盗作したかどうかにあったのではなく、うまくコミュニケーションが取れないことであって、その裏には「人(の作品)を見る時には上から目線」という台湾では普遍なモノの鑑賞し方にもある。
     
    良いところを見出すより粗を探し、「誰かのと似てる」とはまさに格好の粗の一種。近年は特にひどくなってきたような気がする。思想論争がほとんど聞かず(政治に行っちゃうからね)、盗作やパクリを糾弾し合うばかりでつまない。そこでエネルギーを使ってどうするって感じ。そのわりに、似たようなものしか生み出せない…哀れなもんよ。

[080224] 担当よエージェントよお母さんよ、誰か出てきて止めろ

  • 02:10 AM 盗作疑惑事件の続き。文学賞の主催側は授賞を撤回しない方針を受け、繁体字中国語版『ロード・オブ・ザ・リング』の翻訳者として名を知られ*2、中国語圏の有名ブロガーでもある朱學恆が自分のブログで投票を発起
     
    両方の小説ともネットで読めるのでリンク添付し、選択肢は「盗作だ」と「盗作ではない」二つ。判断は読者に委ねると。
     
    朱學恆は1975年生まれ。翻訳印税で法人団体を作り、前には小説やイラストの賞も主催したことがある*3サブカルの専門家としてよく新聞紙や雑誌やテレビでコメンテーターを勤めたりする。台湾ではいわば10年ぐらい前の岡田斗司夫のような人。拾ってきた画像と時事に対する感想を綴るブログは日3000〜4000アクセスと言われ、今度の事件には九把刀の肩を持ち、21日から支援のエントリーを投下。該当エントリーのコメントは500を突破したのもあるが、参照リンク先には反対意見がないのが個人的に注目。
  • 02:30 AM ってここで『iKILL』を思い出す。なんかその劣化版みたいのがいま目の前に起きているようだよどうしよう渡辺さん。展開的やネタ的には面白いけど、同じ空間にいると全然面白くないよ助けて小田切さん!(殺し屋を呼んでどうすんだ)
  • 11:21 PM 旧正月休みで雑誌の追い込みは先送りになって休日出勤。ほかの二人の社員の子も来て、うち一人は連続二日間早朝までがんばってた…そして今日は三日目だが。二月なんて嫌いだorz
  • 11:25 PM 今日は『ピカチュウでウッーウッーウマウマ(゚∀゚)』をエンドレスリピート。動きが自然で演出のレベルも高く、プロの犯行だとしか思えない出来。ピカチュウが可愛すぎで仕事がはかどりません(言い訳)

このたび、弊社の雑誌『月刊挑戦者』3月号につきまして、
2008年3月1日の発刊を予定しておりましたが、
ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)しているピカチュウが可愛すぎて、
編集作業がはかどらないため、
繰り下げて4月号として刊行の運びとなりました。
何卒ご了承頂けましたら幸いです。

……………社会的に抹殺される言い訳だね。

  • 11:28 PM そういやニコ動イスラエル組のイキスがソロ新作『エアーマンが倒せない』を上げてきた。声が渋くて、微妙に洋楽っぽいというか日本人ではあまり聞かない歌い方がとても(・∀・)イイ!

*1:郭敬明と九把刀と、この二人は実によく似ている。郭敬明は1983年、九把刀は1978年生まれでギリギリ同世代。作風はかなり違うが、共に作品をネットで読まれ、知名度はネットで上がり、影響力もネット経由で広まる。また、ブログではよく自分の写真を上げ、厭わずに自分語りをし、「これプライバシーだろう…」と思うぐらい自分のことをネットにさらし続けてきたのも同じ。そして作家よりタレントかアイドルのような存在に自分を仕立て、中高生にはカリスマ的な人気を持ち、小説はともかくエッセイがめっぽう上手いところとかも、よく似ていると思う。

*2:調べてみると、台湾では彼のことを『ロード・オブ・ザ・リング』の繁体字中国語版「作者」と勘違いしている人も少なくない。もういや…

*3:って、私が審査員を勤めたこともある。あまりいい思い出ではない。悪い人ではないがなんだかウマが合わないね。