始まりの終わり

長く長く続いてた、およそ一年半ぐらい続いてたOVAの一話の制作がようやく終わりました。まあ…正確に言うと、終わったのが本編の方だけですが。
…長かった、と、愚痴をすべて排除したら、これが残った唯一の感想でした。制作進行として勤めた最初の作品に対する記念的な思い出にしては、ちょっとあっけない感じでした。
まあ、この一年半の間で、2Dと3Dが共存するデジタルアニメショーンのノウハウは、制作のみんなと一緒に手探りながらも、いろいろ覚えることができましたし、そしてその制作の進み方を一つの反面教師だと思えば、この作品からはいろいろ、いや、もしかしてほかのどの作品も体験できない日本アニメ制作現場の「やってはいけないこと」を、たっぷりと教えてもらったのも事実です。頭をちょっと切り替えれば、失ったものもあれば、得るものもちゃんと得られていますが。
いい上司と同僚、そしてしっかりしている原画、動検さん、色指定、検査さん、撮影の皆さんに恵まれてからやってこれた、と、これは決してお世辞ではありません。みんな、本当にありがとうございました。次の話数はもうやりませんが、いままでいろいろありがとうございます。
今度は念願のTVの進行やれます。またいろんな人に迷惑かけますが、それが最低限の迷惑に抑えるようにがんばります!